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職場に病気を伝えるか悩んだら~開示・非開示・セミオープンの考え方~

「精神疾患のこと、職場に伝えた方がいいのかな…」

「でも言ったら働きづらくなるかもしれないし…」

そんなふうに悩んでいる方は少なくありません。

精神疾患を抱えていることを職場に伝えるかどうかは、非常にデリケートな問題です。

この記事では、開示・非開示・セミオープンという3つのスタンスを紹介し、それぞれのメリット・デメリットや、自分に合った選び方、伝えるときの工夫までを、デジりすさんとやさしく解説します。

デジりすさんってだあれ?(ココをタップ♬)

デジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!

「職場に伝える」ってどういうこと?

精神疾患のことを職場に伝えることは、「障害の開示」とも言われます。

具体的には、以下のようなことを上司や人事担当者に伝えることを指します。

診断名や症状の特徴

業務への影響(できること・できないこと)

配慮してほしいこと

通院や服薬の必要性 など

伝え方のスタンスとしては、大きく3つに分けられます。

● 開示(フルオープン)

職場に自分の病気や診断名を明確に伝え、必要な配慮を求める

● 非開示(クローズ)

病気のことは一切伝えず、一般の社員として働く

● セミオープン

病名や診断名は伏せつつ、「体調の波がある」「特定の配慮が必要」などを一部伝える

どの選択が正解ということはなく、状況や職場環境、自分の状態によって柔軟に選ぶことが大切です。

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開示するメリットとデメリット

◇ 開示のメリット

合理的配慮が受けやすくなる

休憩の取り方や業務量の調整、静かな作業環境の確保など、自分に合った働き方の相談がしやすくなります。

急な体調不良時に理解を得やすい

突発的な欠勤や体調不良の際、理由を理解してもらいやすくなり、過度なプレッシャーを避けられることがあります。

信頼関係を築きやすくなることも

正直に伝えることで、上司や同僚との間に信頼が生まれやすい職場もあります。

◇ 開示のデメリット

誤解や偏見を受けるリスク

精神疾患への理解が浅い職場では、「仕事ができない人」といったレッテルを貼られてしまう可能性もあります。

配置転換や業務の変更が生じることも

安全面や業務負担の観点から、希望しない部署に異動になるケースも考えられます。

周囲との関係に影響することも

特別扱いされているように見られ、同僚との関係が微妙になることも。

非開示で働くことの意味

「病気のことは誰にも言わずに、今まで通り働きたい」——これはごく自然な思いです。

◇ 非開示のメリット

差別や偏見を避けられる

病気のことを知られないため、見た目で判断されるリスクを回避できます。

評価が純粋に業務の成果で決まる

病気を理由に業務を軽く見られたり、評価を下げられることがなくなります。

自分のペースで調整しやすい

周囲に合わせすぎず、セルフマネジメントで自分なりに働けることもあります。

◇ 非開示のデメリット

必要な配慮が受けられない

症状がつらくても、職場に理解がないため無理をしがちになります。

限界がきても相談できないことがある

困ったときに誰にも言えず、突然の離職や体調悪化につながってしまうことも。

常に“隠している”というストレス

本当の自分を見せられないことで、心理的な負担が重くなることもあります。

セミオープンという選択肢

「全部は言いたくないけど、少しだけ伝えたほうが安心かも…」

そんなときに検討できるのが“セミオープン”という伝え方です。

これは、病名や診断名を伏せながら、「心身のコンディションに波がある」「特定の業務が苦手」など、必要な範囲だけを職場に伝える方法です。

◇ セミオープンのメリット

最低限の配慮を受けやすい

たとえば「静かな場所で仕事したい」「急な欠勤の可能性がある」などの希望を伝えることで、柔軟な対応を受けやすくなります。

病名に対する偏見を回避できる

「うつ病です」「統合失調症です」といった病名による先入観を避けられます。

自分のペースで関係を築ける

信頼できる上司や同僚にだけ少しずつ打ち明けるという選択も可能です。

◇ セミオープンのデメリット

情報が曖昧だと誤解を招くことも

「なぜその配慮が必要なの?」と疑問に思われることもあります。

後から話すと不信感につながるリスク

最初は伏せていたことを後日伝える場合、「最初から言ってほしかった」と受け取られる場合があります。

自己マネジメント力が求められる

全面的にサポートがあるわけではないため、自分の体調をしっかり把握し、調整していく必要があります。

メリット・デメリット確認しよう

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こんなときどうする?判断のヒント

「どの方法を選べばいいのか分からない…」というときは、次の視点をチェックしてみましょう。

◎ 職場の風土・雰囲気はどうか?

心の不調への理解がある職場か

体調に配慮する文化があるか

過去にメンタル不調の人がどう扱われていたか

◎ 自分の体調や症状の波は?

無理なく働けているか

支障が出るタイミングが予測できるか

配慮がないと体調が悪化しそうか

◎ 支援機関や主治医の意見も参考に

就労移行支援事業所や病院の相談員など、第三者の視点を活用するのもおすすめです

無理のない範囲で、自分の安心を守ることを一番に考えてみてください。

伝えるときのポイントとことばの工夫

いざ職場に伝えると決めたとき、「どんなふうに言えばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

以下に、伝える際のポイントと、使える“ことばのヒント”をご紹介します。

ポイント①:目的を明確に伝える

例:「体調の波があるため、安定して働くために少しだけお話しさせてください」

ポイント②:必要な配慮を具体的に

例:「午後になると集中力が落ちることがあるため、午前に集中業務を振っていただけると助かります」

ポイント③:業務上問題ないことも伝える

例:「業務には真剣に取り組んでいますし、責任はもって果たせます」

ポイント④:伝える範囲は調整可能

全部を一度に話さなくても、段階的に伝えていくこともできます。

伝え方ってすごく大切

まとめ

職場に病気を伝えるかどうかは、正解のない悩みです。

「こうすべき」という決まりはなく、あなたの心と身体の状態、職場の環境、そして今後どう働いていきたいかという希望によって、最適な選択は変わってきます。

開示すれば配慮を受けやすくなりますが、リスクもあります。

非開示で自分の力だけでがんばることもできますが、無理をしすぎる可能性もあります。

セミオープンという“間”の方法も、状況に応じて有効です。

デジりすさんのひとこと

「どんな選び方にも、あなたなりの「理由」があるんだよ

だいじょうぶ、ゆっくりでいいんだよ」

今回は職場への病気の伝え方についてお伝えしてきました。どの選択にも、メリットとデメリットがあります。だからこそ、あなたの「安心して働ける形」を見つけることが、いちばん大切なのです。

必要であれば、支援機関や専門家に相談しながら、少しずつ自分に合った働き方を模索していきましょう。

私たちデジキャリIT就労移行支援事業所では、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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