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天気のせいかも?~気圧の変化と心身の不調との付き合い方~

春から夏にかけて、梅雨や台風の時期に差しかかると、「なんだかだるい」「やる気が出ない」「頭痛がつらい」「イライラする」など、いつもとは違う不調を感じる方が増えてきます。これらの症状に心当たりがある方は、もしかすると「気圧の変化」に影響を受けているのかもしれません。

気圧の変化によって起こる体調や精神面の不調は、「気象病」や「天気痛」とも呼ばれます。特に、自律神経が乱れやすい方、ストレスや精神的な不調を抱えている方、あるいは過去にケガや持病のある方にとって、気圧の影響は見過ごせないものです。

本記事では、気圧の変化と心身の不調の関係、そのメカニズム、症状が出やすい人の特徴、そして日常でできる対策やセルフケア方法について、デジりすさんと解説していきます。「天気に振り回されず、自分らしく過ごすためにはどうしたらいいの?」と感じている方に、少しでも役立つヒントが届けば幸いです。

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デジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!

気圧の変化と自律神経の関係

気圧とは、空気の重さによって生まれる圧力のことを指します。普段はあまり意識することはありませんが、低気圧が近づいたり、急に天気が崩れたりすると、敏感な人は体や心に違和感を覚えることがあります。

この原因のひとつとされているのが「自律神経の乱れ」です。

自律神経とは?

自律神経は、私たちの意識とは無関係に、体の機能を24時間コントロールしてくれている神経です。呼吸、心拍、消化、体温調節、血圧など、命に関わるあらゆる働きを司っています。

この自律神経には、主に2つのモードがあります。

  • 交感神経(活動・緊張・ストレスに関与)
  • 副交感神経(休息・回復・リラックスに関与)

この2つがバランスよく切り替わることで、体と心は安定した状態を保ちます。

しかし、気圧の変化、特に急激な低下が起こると、この自律神経のバランスが崩れやすくなり、さまざまな不調を引き起こすのです。

バランスが大事なんだね

気圧が体に与える影響とは?

気圧が下がると、体には以下のような影響が出やすくなります。

  • 血管が拡張し、偏頭痛を引き起こす
  • 副交感神経が優位になり、眠気やだるさを感じる
  • 内耳(耳の奥の平衡感覚を司る部分)が刺激され、めまいが起きる
  • 気分の落ち込みやイライラが強くなる

特に内耳は、気圧の変化を感知するセンサーのような働きをしており、ここが敏感だと、脳に「異常あり」と信号が送られ、自律神経が乱れやすくなることがわかっています。

症状が出やすい人の特徴

気圧の変化による不調は、誰にでも起こりうるものですが、とくに以下のような傾向がある人は要注意です。

  • 普段から頭痛持ち(片頭痛など)
  • 低気圧が近づくと眠くなる・だるくなることが多い
  • 気分が落ち込みやすい
  • 自律神経が乱れやすい(ストレスが多い、疲れやすいなど)
  • 天気アプリを見ると心配になる
  • 乗り物酔いしやすい

また、過去に耳の病気(中耳炎など)を経験した人も、内耳のバランスが崩れやすいため、天候による影響を受けやすくなるといわれています。

いくつ当てはまったかな~?

症状別・気圧の変化に対する対処法

① 頭痛がつらいとき

低気圧が近づくと、血管が拡張して神経を刺激し、片頭痛を引き起こしやすくなります。

《対処法》

  • 静かな場所で安静にする
  • 冷たいタオルや保冷剤でこめかみや首元を冷やす
  • 市販の頭痛薬を使用する場合は、早めのタイミングで服用
  • 強い香りや光、音を避ける

※頭痛が慢性化している場合は、頭痛外来での専門的な治療も有効です。

② めまいや耳の違和感があるとき

気圧の変化は内耳にある平衡感覚の機能に影響を与え、めまいや耳鳴りを引き起こすことがあります。

《対処法》

  • 横になると症状が強くなる場合は、座ったまま休む
  • ゆっくりとした深呼吸を繰り返す
  • カフェインや塩分を摂りすぎないよう注意する
  • 耳栓や気圧調整アイテムを活用する(乗り物酔いにも効果あり)

③ 気分の落ち込み・不安感があるとき

低気圧により副交感神経が優位になりすぎると、気分の沈みや不安が強まることがあります。これが「気象うつ」とも呼ばれる状態です。

《対処法》

  • 意識的に体を動かす(室内でストレッチや簡単な家事でもOK)
  • 起床・就寝時間をなるべく一定にする
  • カーテンを開け、曇りでも自然光を取り入れる
  • 気象病に特化したアプリや通知で「今日は気をつける日」と意識する

※うつ状態が続くようであれば、早めのメンタルクリニック受診をおすすめします。

日常生活でできる「気圧変化対策セルフケア」

気圧の変化そのものを止めることはできませんが、「日々のセルフケア」で自律神経のバランスを整えておくことは十分に可能です。

① 規則正しい生活リズムを心がける

自律神経のリズムは「朝日を浴びること」「一定の起床・就寝時間」が重要です。特に休日の寝すぎや夜更かしは、週明けに不調を招きやすいので要注意。

② 軽い運動を習慣にする

気圧に敏感な人ほど、運動で血流を整えることが効果的です。ウォーキングやヨガ、室内でのストレッチなど、続けやすい方法から取り入れてみましょう。

③ 食事で体の土台を作る

バランスのとれた食事は、自律神経やホルモンバランスの安定に直結します。特に以下の栄養素は意識して取り入れてみてください。

  • ビタミンB群:疲労回復、神経機能のサポート
  • マグネシウム:神経の興奮を抑え、リラックスを促す
  • たんぱく質:セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の材料

④ 湯船につかる・温める

シャワーだけで済ませず、可能であれば湯船にゆっくり浸かりましょう。40℃前後のお湯で10~15分ほど入浴することで、副交感神経が優位になり、眠りの質も改善されやすくなります。

少しずつ実践してみよう

医療・支援制度の活用

気圧の変化による心身の不調がつらいとき、セルフケアや日常の工夫だけでは限界を感じることもあります。そんなときこそ、医療機関や支援制度の力を借りることが大切です。ここでは、医療・支援制度の活用について具体的にご紹介します。

◆ 医療機関での相談:我慢せず専門家へ

「気圧の変化で体調が悪くなるなんて、理解されないかも…」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、実際に「気象病」や「天気痛」は、医学的に注目されている分野です。

耳鼻科や心療内科、内科などで相談することで、症状の根本的な原因や、自律神経のバランスを整えるための治療方針を提案してもらえることがあります。例えば、めまいや頭痛の症状には、漢方薬や自律神経に作用する薬が処方されることもあります。

また、心の不調が長引く場合は、精神科や心療内科への相談も選択肢のひとつです。「たかが天気」と思わず、自分のつらさを専門家に話してみてください。

◆ 精神疾患との関係を意識して

気圧の影響を受けて、心が不安定になることがあります。実際に、うつ病や双極性障害、不安障害などを抱えている方の中には、天候により症状が悪化するという方も少なくありません。

こうした背景がある場合、医療機関での継続的な治療や、服薬管理のサポートが非常に重要です。気圧によって「一時的に調子が悪いのか」「病気の波なのか」を判断するのは難しいもの。だからこそ、医師や支援者とつながっておくことが、安心の土台になります。

◆ 精神障害者保健福祉手帳の活用

もし心の病が長期に及んでおり、日常生活や仕事に影響が出ているようであれば、「精神障害者保健福祉手帳」の取得を検討することも選択肢になります。

この手帳を持っていることで、公共料金の減免や税制の優遇、就労支援サービスの利用など、さまざまなサポートを受けられるようになります。「特別な制度では?」と構えてしまう方もいますが、あくまで「自分を守る手段のひとつ」として、前向きに捉えても大丈夫です。

◆ 自立支援医療制度の利用

精神科や心療内科など、長期的な通院が必要な方にとって大きな助けになるのが「自立支援医療制度」です。この制度を使うと、医療費の自己負担が1割になります(通常は3割)。

気圧変化に伴う心身の不調で、定期的に通院している方にとっては、経済的な不安を和らげる心強い制度です。市区町村の福祉窓口で申請できますので、まずは主治医に相談してみましょう。

◆ 就労支援制度・就労移行支援の利用

「天候の変化で体調を崩しやすく、職場に通うのが不安」という方には、福祉サービスとしての就労支援制度も役立ちます。

たとえば「就労移行支援」は、一般企業への就職を目指す障害のある方向けの支援サービスで、体調や特性に配慮しながら、訓練や職場実習、就職後の定着支援までを行っています。

体調の波がある方でも、「通所型」と「在宅訓練型」の選択肢があり、自分に合ったスタイルで就労を目指せます。

◆ ハローワークの障害者窓口も活用

ハローワークには、障害のある方専用の相談窓口があります。「障害者手帳がなくても利用できる場合」もありますので、気圧による不調が長引き、就労に不安がある方は、まず相談だけでもしてみると良いでしょう。

相談員の中には、就労支援の専門家(ジョブコーチ)や精神保健福祉士が在籍している場合もあり、体調に配慮した職場探しのアドバイスをしてもらえることもあります。

周りを頼ることも大切だよ

まとめ

気圧の変化が心や体に与える影響は、人によってさまざまです。「天気のせいかな」と思っても、がまんしてしまうことも多いでしょう。でも、つらさをひとりで抱え込む必要はありません。医療機関や支援制度、専門の支援者とのつながりがあることで、もっと安心して暮らすことができます。

「自分の体調のことを話してもいいんだ」「支えてもらえる場所があるんだ」と感じられたら、それだけで心が少し軽くなることもあります。

雨の日も風の日も、自分のペースで歩いていくために。必要なサポートを味方につけながら、心地よい日々を作っていきましょう。

デジりすさんからのアドバイス

「不安定な季節や気候でも

サポートを受けながら自分自身を大切にしていこう」

今回は気圧による体調の変化についてお伝えしてきました。大切なのは、「つらいときはつらいと認めていい」「人に頼っていい」「ラクになる工夫をしていい」ということです。

気候や天候は自分では変えられないけれど、体や心に優しくする方法は、きっと見つかります。無理せず、自分のペースで。 

晴れの日も、雨の日も、曇り空の日も、自分を大切にしながら歩いていけますように。

私たちデジキャリIT就労移行支援事業所では、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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