現代社会において、IT・Webデザイン系のスキルは幅広い職種で必要とされ、特に在宅勤務やリモートワークが増える中で注目されています。就労移行支援事業所では、障害を持ちながらもITやWebデザインのスキルを磨き、キャリアアップを目指す人々にとって、非常に有益なプログラムや支援を提供しています。今回は、IT・Webデザイン系に特化した就労移行支援事業所でできることや、学べるスキル、実際の支援内容についてデジりすさんとご紹介します。
デジりすさんってだあれ?
デジりすさんとはデジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!
就労移行支援事業所とは
就労移行支援事業所は、障害や病気を抱えながらも仕事を目指す方のために、仕事探しや就職後のフォローを行う支援機関です。障害者総合支援法に基づき、職業スキルの習得や実際の職場での実習、ビジネスマナーの教育、就職活動のサポートなど、総合的な支援を提供しています。
いろんなスキルが学べるよ!
IT・Webデザイン系の就労移行支援で学べるスキル
IT・Webデザイン系の就労移行支援事業所では、IT分野の基礎から、Webデザインに関わるスキルまで幅広く学ぶことができます。以下、代表的なスキルを挙げてみましょう。
1. Webデザインの基礎
Webデザインの基礎として、色やレイアウト、タイポグラフィなどの基本的なデザインの知識を学びます。これらは、Webサイトやアプリを魅力的に見せるために重要な要素です。
色の使い方:配色バランスやユーザーの視覚的な印象を高める方法。
レイアウトの基礎:コンテンツを効果的に配置するためのレイアウトの作り方。
タイポグラフィ:文字の大きさや種類を適切に選び、見やすく魅力的なデザインにするテクニック。
2. Adobe製品の使い方
Photoshop、IllustratorといったAdobe製品は、Webデザイン業界で広く使用されているツールです。就労移行支援事業所では、これらのソフトウェアの使い方を基礎から学べる講座が用意されていることが多く、実際のデザイン作業に役立ちます。
Photoshop:画像編集やバナー制作などに使用され、写真の加工や効果の追加を行います。
Illustrator:ロゴやアイコンの作成、イラスト制作に使用され、ベクター画像を扱うため拡大・縮小による画質劣化がありません。
3. コーディング(HTML/CSS)
Webデザインには、見た目だけでなくWebサイトの構築も重要です。HTMLやCSSといった基本的なコーディングスキルを学ぶことで、デザインをそのままWeb上に再現できる力が身につきます。
HTML:Webページの構造を作るための基本的なマークアップ言語です。
CSS:Webページのデザインやレイアウトを指定するためのスタイルシート言語で、色やサイズ、配置などを設定します。
4. JavaScriptの基礎
動きのあるWebページを作るために、JavaScriptの基礎も学ぶことができます。JavaScriptはWebページに動的な要素(アニメーションやクリックによる動作)を追加するためのプログラミング言語です。
アニメーションの作成:ボタンやメニューなどがユーザーの操作に応じて動くようにする。
インタラクティブな要素の実装:クリックやスクロールによって変化する効果や表示方法の追加。
就労移行支援事業所COCOCARAではそれぞれの外部講師による講座を開催しています。illustratorや動画編集をする際に使用するPremiereProなど特に人気の高い講座となります。
Adobeのスキルが学べるんだね!
IT・Webデザイン系での就職活動の支援内容
1. 自己分析とキャリアプランニング
IT・Webデザイン分野では、技術スキルだけでなく、自分の適性や興味がどの分野に向いているかを理解することも大切です。自己分析を通して、自分の強みや目標を明確にする手助けを行い、どのような仕事が自分に適しているのか一緒に考えます。
2. ポートフォリオの作成サポート
デザインやコーディングのスキルをアピールするには、ポートフォリオが不可欠です。就労移行支援事業所では、ポートフォリオ作成のサポートも行っており、Webデザインや開発したWebサイトのサンプルをポートフォリオにまとめることで、採用担当者に実力をアピールしやすくなります。
3. 企業とのマッチングサポート
IT・Webデザイン系の就労移行支援事業所では、デザイン業務に理解のある企業とのマッチングをサポートすることもあります。支援事業所は、企業との繋がりや求人情報を持っていることが多いため、スムーズな就職活動が期待できます。
就労移行支援事業所のメリット
1. 安定したサポート体制
就労移行支援事業所では、専任のスタッフが常にサポートしてくれます。職業訓練だけでなく、日々の体調管理や精神面でのサポートも行っており、無理なく技術を学び、就職に向けて準備することができます。
2. 自分のペースで学習できる
ITやWebデザインの学習は、初心者にとって難しく感じる部分もあります。しかし、就労移行支援事業所では、個々のスキルレベルや進捗に応じた学習プランを提供しており、無理のないペースでスキルを習得できます。
3. 実際の職場環境に近い実習
支援事業所では、実際の職場での実習や模擬業務を通じて、実際の仕事の流れを体験できます。職場体験を通して、仕事に対する理解を深め、自分に合った環境や適性を見つけることができます。
就労移行支援事業所の選び方
IT・Webデザイン系の専門コースがあるか:希望の職種に特化したコースがある事業所を選ぶことで、よりスムーズにスキルを習得できます。
施設の雰囲気やサポート内容:事業所の雰囲気やスタッフの対応も重要なポイントです。事前に見学をして、自分に合った環境かどうか確認しましょう。
就職実績の確認:就職実績や過去の利用者の体験談なども参考にしながら、希望する業界でのサポートが充実している事業所を選ぶと安心です。
就労移行支援事業所COCOCARAでは専門のコースがなく、どなたでもお好きな講座を選んで受講することができます。それにより、自身の学びたいスキルや資格取得、ポートフォリオの作成などに役立てることができます。また、複数のスキルを身に着けていることによってアピールポイントが増えることもメリットだと思います。
どんなスキルに挑戦したい?
デジりすさんからのアドバイス
「みんなはどんなスキルが学びたいかな?
特化している事業所を探してみよう!」
今回はIT系に特化した就労移行支援事業所についてお伝えしてきました。IT・Webデザイン系のスキルを身につけ、就職を目指す方にとって、就労移行支援事業所は強力なサポーターとなります。実務に役立つスキル習得や、就職活動のサポート、就職後のフォローまで一貫した支援が受けられるため、自信を持って仕事に取り組むための環境が整っています。ぜひ、支援事業所のサポートを活用し、自分のペースで目標に向かってステップアップしていきましょう。
私たちデジキャリIT就労移行支援事業所では、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。
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