職場でこんなことを感じたことはありませんか?
たとえば__
・人との会話がぎこちない
・突然休みがちになる
・集中力にムラがある
・ミスを繰り返すことが多い
こうした特徴は、性格の違いだけでなく、発達障害や精神疾患などの“目に見えにくい障害”が背景にあることもあります。でも、本人が何も言っていないのにこちらから「障害がありますか?」なんて聞くことはできませんし、下手な気遣いがかえって傷つけてしまうのでは…と悩んでしまう方もいるかもしれません。
今回は、一般雇用の職場で“配慮が必要かもしれない”と感じる同僚への、自然でやさしい接し方について、デジりすさんと一緒に考えてみましょう。

デジりすさんってだあれ?
デジりすさんとはデジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!
「障害」ってどういうこと?目に見えないハンディキャップ

まず前提として理解しておきたいのは、「障害=身体の機能が見てわかる形で制限されていること」だけではない、ということです。
精神疾患や発達障害も“障害”のひとつ
たとえば、うつ病、不安障害、双極性障害、統合失調症などの精神疾患。ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)などの発達障害。これらも「障害」として、生活や仕事に困難を感じていることがあります。
ただし、これらは見た目には分かりにくいため、本人が申告しない限り気づかれにくく、「どう接したらいいのか分からない」とまわりが戸惑うことも多いのです。
「配慮しなきゃ」は、時にプレッシャーになる
親切心から声をかけたのに、相手が戸惑ってしまったり、逆に距離を取られてしまった…そんな経験はありませんか?
◇ 良かれと思った行動が“監視”になることも
たとえば__
・「大丈夫?」と何度も声をかけてしまう
・ミスをしないように前もって全部手を出してしまう
・他の人と違う扱いをする
こうした“気遣い”は、時に相手にとって「特別扱い」や「過干渉」に感じられてしまうこともあります。特に障害のことを明かしていない方にとっては、「自分が変に思われているのでは…」と不安が増す原因にも。

たくさん声を掛けられると誰でも不安になるよね
自然な接し方って、どうすればいいの?
障害者雇用の悩み-1.jpg)
では、職場で自然に寄り添いながら、相手の心を楽にするような関わり方とは、どんなものでしょうか?
① まずは「観察」よりも「共感」を大切に
気になることがあっても、無理に様子を探ったりせず、「今日ちょっと疲れてる?」「忙しい?」と日常会話の中で気軽に声をかけてみましょう。
「大丈夫?」よりも、「お疲れさま」「寒くなってきたね」などの雑談が、相手の心をほぐすきっかけになることもあります。
② 困っていそうなときには、「お願い」ベースで話しかけてみる
たとえば、仕事が遅れていたり困っていそうな様子のとき、「手伝おうか?」ではなく、「〇〇の件、私も一緒に確認してみようかな」と自分も関わる姿勢を見せることで、相手の“助けてもらっている”感覚を和らげられます。
また、「このあたり、自分もよく分からなくてさ」と一緒に悩む形で声をかけるのもおすすめです。
③ 「本人のペース」を尊重する
返事が遅い、反応が鈍い、報告が苦手などの場合も、本人なりのペースがあることを理解し、急かさない・責めない姿勢を心がけましょう。
こんな関わり方は避けたい…よくあるNG行動

以下のような行動は、良かれと思っていても逆効果になることがあります。
・「こうすればいいのに」とアドバイスを押しつける
・「○○さんって、ちょっと変わってるよね」と無神経に言う
・周囲に「○○さん、配慮が必要かも」と話してしまう
本人が障害を公表していない場合は、こちらから話題に出すことも避けた方が無難です。
自然な配慮のための3つの工夫

ここからは、職場の中で「できる範囲」で配慮をするための、3つのヒントをご紹介します。
① 伝え方に気を配る(シンプル&明確)
発達障害の特性として、曖昧な指示が苦手な方もいます。業務指示は「誰が・いつまでに・どのように」をできるだけ具体的に伝えることを意識しましょう。
例:「この書類、早めにお願いね」→「今日中に、この順番で並べて提出してね」
② スモールトークのきっかけを持つ
孤立しているように見える方には、「お昼どうしてますか?」「最近寒いですね」など、小さな会話を意識してみましょう。話しやすい関係性を作ることで、仕事もスムーズに進みやすくなります。
③ みんなが気を配りやすい“仕組み”づくり
本人にだけ配慮をするのではなく、たとえばチーム全体で「報連相チェックリスト」や「作業確認表」などを導入し、誰にとっても分かりやすい環境を整えるのもおすすめです。
障害を「公表する」「しない」は本人の自由
最後に大切なことをひとつ。
障害があるかどうかは、本人が伝えたいときにだけ話すものであって、こちらから「聞き出す」ものではありません。「あの人は何かあるのでは」と噂したり、勝手に判断することは控えましょう。
公表していない方の中には、差別を恐れて言い出せない方もいます。信頼関係が築けてこそ、必要なサポートについて相談しやすくなります。
自然な関わりで、お互いに働きやすい職場へ
障害のある・なしにかかわらず、職場にはさまざまな人がいます。体調が不安定な日もあれば、うまくいかない日もある。私たちもそうですよね。
相手が「障害を持っているかもしれない」と思ったとき、無理に特別なサポートをしようとするよりも、
・相手のペースを尊重する
・声をかけすぎず、でも一人にしすぎない
・自然な距離感で見守る
そんな関わりが、結果的にお互いの心を軽くし、信頼関係を育ててくれます。
「自分にできる小さな気遣い」を、今日から少しずつ意識してみませんか?
それがきっと、誰もが安心して働ける職場をつくる第一歩になるはずです。

気遣いも大切だけど、自分のことも考えてあげてね
デジりすさんからのアドバイス
「すべてをサポートしてしまうのではなく
寄り添いながら見守っていくことも大切だよ」

今回は障がいのある方への自然なサポートについてお伝えしてきました。
「その人らしく働けること」
それは、障害があるなしにかかわらず、すべての人が願うことだと思います。
けれど、職場でちょっとした違和感を抱えながらも、言葉にできずにいる方がいるのもまた、現実です。そんなとき、そっと気づいてくれる存在や、無理のない距離感で接してくれる同僚がいることは、大きな心の支えになります。
支援とは、特別なことをすることではありません。日々の「おはよう」「大丈夫?」「ありがとう」という一言や、相手のペースを尊重する姿勢そのものが、大切な支えになるのです。
気をつかいすぎず、かといって見て見ぬふりでもなく。“ちょうどいい”関係は、一度で完璧にはつくれないかもしれません。でも、こうして「どう接するのがよいだろう」と悩んだり、学ぼうとする気持ちこそが、何よりの配慮になるのではないでしょうか。
これからも、職場で出会う一人ひとりと、自然なかたちで心を通わせながら働けますように。あなたのそのまなざしが、きっと誰かの「安心」につながっていくことを願っています。
私たちデジキャリIT就労移行支援事業所では、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

見学・体験へのお申込み・相談は ☆
電話
・電話 092-406-3367 (電話受付時間 平日9時30分~18時半)
・メール:support@degi-ca.com
からもお気軽にご相談くださいませ🐨
HP:https://degi-ca.com/
メール(件名にブログ経由で問合せと入れていただくと、問い合わせがスムーズです)
support@degi-ca.com
(件名にブログ経由で問合せと入れていただくと、問い合わせがスムーズです)
ホームページ
https://degi-ca.com/
からもお気軽にご相談くださいませ🐨
メールでのご相談は、下記項目から可能な範囲で共有いただけますと幸いです。
(1)お名前
(2)性別
(3)お住まい(住所)
(4)連絡可能な電話番号(携帯・スマートフォン可)
(5)診断名(任意)
(6)希望見学or体験日(複数提示して頂けると幸いです)
(7)メールアドレス(スマホ・携帯・PC・フリーアドレスいずれか)
#Webデザイン #動画編集 #htmlcss #就活 #うつ病 #発達障害 #適応障害 #hsp #就労移行支援 #デジキャリIT #障害者雇用
