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どうして理解できない?~精神疾患と家族への向き合い方~

「どうしてわかってくれないの?」

そう家族に対して思ったことはありませんか?

精神疾患を抱えていると、自分の症状や気持ちを理解してもらえず、孤独感や無力感を感じることがあります。家族に「甘えではないの?」と言われたり、「もっと頑張れるでしょ?」とプレッシャーをかけられたりすることもあるかもしれません。

しかし、家族が理解してくれないのは、あなたを否定したいわけではなく、単に「知らないから」なのです。目に見えない病気だからこそ、どう接していいのかわからないというのが本音の人も多いでしょう。

では、どうすれば家族に精神疾患を理解してもらえるのでしょうか? 

この記事では、家族が理解しにくい理由と、理解してもらうための具体的な方法をデジりすさんとご紹介します。

デジりすさんってだあれ?

デジりすさんとはデジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!

なぜ家族は精神疾患を理解しにくいのか?

精神疾患が理解されにくい理由はいくつかあります。

1. 目に見えない症状が多い

精神疾患は、骨折や発熱のように外見で分かるものではありません。うつ病や不安障害などの症状は、本人の内面的なものが多く、周囲からは「気の持ちよう」や「怠けている」と誤解されやすくなります。

2. 知識や情報の不足

精神疾患についての正しい知識がないと、誤ったイメージを持ちやすくなります。「精神疾患=甘え」「治らない病気」「危険な人」といった偏見が、正しい理解を妨げます。

3. 症状が日によって変わる

精神疾患の症状は一定ではなく、体調やストレスによって波があります。昨日は元気だったのに、今日は動けないということも珍しくありません。この変動が周囲の人に「都合よく調子が悪くなる」と誤解されることがあります。

4. 本人も自分の状態を説明しづらい

精神疾患を持つ人自身が、自分の状態を言語化できないこともあります。特に思考の整理が苦手な場合、「なぜつらいのか」「どんな症状があるのか」を伝えるのが難しく、結果的に理解されにくくなります。

5. 社会的なスティグマ(偏見や差別)

精神疾患には、いまだに「恥ずかしいもの」「弱い人がなるもの」という偏見が根強くあります。そのため、オープンに話せず、正しい理解が広がりにくい状況になっています。

6. 「普通に見える」ことが誤解を生む

身体的な障害と違い、精神疾患のある人は一見すると健康に見えることが多いです。そのため、周囲からは「普通にできるはず」「頑張れば治る」と思われがちで、適切な配慮が受けられないことがあります。

7. 家族の価値観や経験による影響

特に親世代は「根性論」や「努力で乗り越えるべき」という考え方を持っていることがあり、精神疾患を理解しにくい場合があります。また、家族に同じような経験がないと、「自分もつらい時期があったけど頑張った」「そんなの気にしすぎ」と言われることもあります。

どれも精神疾患の知識がないからと言えそうだね

家族に理解してもらうためにすること

まずは自分の状態を整理する

まずは、自分自身の状態を整理しましょう。

・どんな症状があるのか?

・どのようなことが苦手なのか?

・どんなときに困るのか?

・どんなサポートが必要なのか?

これらを明確にすることで、家族に伝える際にわかりやすくなります。自分の状態を整理する方法として以下の方法がおすすめです。

① ジャーナリング(書き出す)を活用する

まずは自分の状態を客観的に整理するために、頭の中にあることを紙やスマホのメモに書き出します。

《書くときのポイント》

✔ 今どんなことで困っているのか

(例:「朝起きるのがつらい」「外に出ると不安になる」など)

✔ どんなときに調子が悪くなるのか

(例:「人混みにいると動悸がする」「仕事の締め切りが近づくと動けなくなる」など)

✔ 具体的な症状や気持ち

(例:「頭が真っ白になって何も考えられない」「体がだるくて動けない」など)

✔ 家族に知っておいてほしいこと

(例:「励ましの言葉より、そばにいてくれるだけで安心する」など)

② マインドマップで整理する

文章を書くのが苦手な場合は、マインドマップを使って視覚的に整理すると分かりやすくなります。

《マインドマップの作り方》

中央に「自分の状態」や「精神疾患」と書きます。そこから枝を伸ばして「困っていること」「できること」「家族にお願いしたいこと」などを記入します。さらに細かい内容を加えていきます。

例えば、「困っていること」→「朝起きられない」→「体が重くて布団から出られない」→「睡眠のリズムが崩れやすい」などと展開していきます。

③ 1日の流れを振り返る(タイムライン法)

時間ごとに自分の調子を振り返る方法です。

朝: どんな気分か?起きられるか?

昼: 仕事や家事をこなせるか?疲れやすいか?

夕方: どんなことを考えているか?

夜: 眠れそうか?不安が強くなるか?

時間ごとの調子を記録すると、家族にも「どの時間帯がつらいのか」「どんなサポートが必要か」を伝えやすくなります。

④ 自分の症状を「レベル」で分ける

「今日はどのくらいつらいのか」を数値化すると、家族も理解しやすくなります。

レベル1(調子がいい): 普通に過ごせる

レベル2(少しつらい): 少し休めば回復する

レベル3(かなりつらい): ほぼ動けないが、話すことはできる

レベル4(限界): 何もできず、横になっている

「今日はレベル3だから、1人にしてほしい」など、家族と共有しておくとコミュニケーションがスムーズになります。コミュニケーションが難しい場合は、ホワイトボードなどを用意し、今日のレベルを書いておくと伝わりやすくなります。

⑤ 具体的なエピソードを整理する

家族に伝えるときは、「いつ」「どこで」「どうなったか」を具体的に伝えると理解しやすくなります。

例を見てみましょう。

❌「最近ずっと調子が悪い」

⭕「先週、スーパーに行ったとき、人が多くて動悸がしてパニックになりそうだった」

具体的なエピソードを伝えることで、「何が負担になっているのか」「どうすればサポートできるのか」が家族に伝わりやすくなります。

このように整理をしてから伝えることで、より家族の理解を得られやすくなります。

正しい情報を共有する

精神疾患に関する本やウェブサイトを家族に紹介したり、医師やカウンセラーと一緒に話す機会を作るのも効果的です。残念なことに、自分の声だけでは信じてもらえないということが多いのです。病院HPや実際に医師やカウンセラーの声を聞いて初めて信じてもらえるというケースもあります。一緒に診察を受けることに恥ずかしさや不安、様々な感情があると思いますが、理解を得るために必要なことです。

事前に調べておこう!

感情的にならず、冷静に伝える

「わかってくれない!」と感情的に伝えると、家族も防御的になってしまうことがあります。落ち着いて、「こういうことがあるとつらい」と具体的に伝えることが大切です。自分が焦ってしまうと家族まで焦ってしまいます。お互い冷静に向き合える環境設定が必要です。

できること・できないことを伝える

「〇〇はできるけど、××は難しい」と具体的に説明することで、家族も対応しやすくなります。日常生活においてできること、できないことをリスト化しておくと伝えやすくなります。

家族の理解は一歩ずつ深めていくもの

・すぐに理解してもらおうと焦らないこと

・少しずつ、できることから実践していくこと

・家族との関係がよくなることで、回復にもつながること

この3つを意識しながら伝えていきましょう。

デジりすさんからのアドバイス

「まずは自分自身の整理から始めよう

もっと伝えやすく、伝わりやすくなるはず!」

今回は家族の精神疾患への理解についてお伝えしてきました。まずは、自分の状態を整理して、家族に伝えやすい形にしましょう。そして、少しずつ正しい情報を共有しながら、理解を深めていきましょう。無理なく、できることから始めてみてください!

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