就職活動の中で、面接は最も重要なステップの一つです。履歴書や職務経歴書だけでは伝えきれない「人となり」や「信頼感」を、直接アピールする場でもあります。そのため、面接では第一印象が大きく左右することを知っておかなければなりません。そして、その第一印象を決定づける要素の一つが「身だしなみ」です。
面接官は、最初に会った瞬間から無意識のうちに応募者の外見を観察し、その人の信頼性や真剣さを感じ取ることが多くあります。また適切な身だしなみは、応募者の社会的な常識や、職場環境に溶け込む意識を示す証拠でもあります。今回は洋服の青山様をお招きし、面接で好印象を与えるために押さえておきたい身だしなみの基本について学び、デジりすさんと一緒に改めて見ていきたいと思います。
デジりすさんってだあれ?
デジりすさんとはデジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!
なぜ身だしなみが大切なのか
1. 第一印象を左右するため
面接や企業訪問など、対面での接触は就職活動の重要な場面です。人間は最初の数秒間で相手の第一印象を無意識に判断すると言われています。そのため、清潔で整った身だしなみをしているかどうかが、その後の面接の評価に大きく影響します。第一印象が良いと、相手にポジティブな印象を与え、その後の面接でのコミュニケーションがスムーズに進む可能性が高まります。
2. 職場環境やビジネスマナーに対する理解を示すため
適切な身だしなみは、職場で求められるマナーや社会的な常識を理解している証拠でもあります。特に、ビジネスの場では清潔感や礼儀正しさが求められ、身だしなみが整っていることはそれを象徴します。面接官に「この応募者は職場のルールや雰囲気に適応できそうだ」と思ってもらうためには、身だしなみが非常に重要です。
3. 自己管理能力をアピールするため
身だしなみが整っている人は、自己管理能力が高いと評価されやすいです。特に、ビジネスの現場では自己管理ができることが重要視されます。例えば、時間に正確であること、業務をしっかりとこなすことなども自己管理能力に関わるものですが、見た目の清潔感や整った服装も、同様に「自己管理ができている」証拠として捉えられます。
4. 真剣さを伝えるため
面接や就職活動において、応募者がどれだけその企業や職種に真剣に取り組んでいるかは非常に重要です。適切な身だしなみを整えていると、面接官に対して「この面接を大事にしている」というメッセージを無言で伝えることができます。逆に、身だしなみが不適切だと「面接に対する意識が低い」「この企業にあまり興味がないのではないか」といったネガティブな印象を与えかねません。
5. 信頼感を高めるため
企業は、応募者が信頼できる人物かどうかを重要視します。仕事を任せられるかどうか、取引先や顧客に対して適切な対応ができるか、といった点は信頼感に基づいています。整った身だしなみは、仕事に対する責任感やプロ意識を感じさせ、応募者の信頼感を高めるための手段となります。
6. 企業文化や職場のルールへの適応力を示すため
身だしなみは、企業の文化やその職場の規律に対する適応力を示す一つの指標でもあります。多くの企業は、それぞれの文化やルールに基づいたドレスコードや身だしなみに関する基準を持っています。応募者がその基準に合わせた服装や清潔感を示すことで、企業文化に順応できる人物であることをアピールすることができます。
7. コミュニケーション能力を向上させるため
適切な身だしなみは、他者との円滑なコミュニケーションを促進する要素でもあります。整った外見や礼儀正しい振る舞いは、面接官との対話をスムーズにし、相手に安心感や信頼感を与えます。自信を持ってコミュニケーションを取るためにも、自分の外見を整えることが大切です。
ここで印象が決まるんだね!
洋服の青山様からのポイント
スーツスタイルはここが決め手!!
1.肩幅のチェック
肩幅はジャストサイズのものを選びましょう。肩幅が合っていないと背中にシワが寄ってしまいます。
2.着丈のチェック
男性は裾からヒップが見えすぎてしまうのはNGです。ぎりぎり隠れるくらいがベストバランスです。女性はヒップの一番高いところが隠れる程度にしましょう。
3.袖丈のチェック
男性は手のくるぶしが隠れる程度にしましょう。シャツの袖が1cm出るくらいがベストです。女性は手首が隠れる程度の長さで、ブラウスの袖は出ないようにしましょう。
4.裾丈のチェック
男性は甲の上にハーフクッションがかかる程度にし、かかとから1~2cmの位置に裾がくる長さにしましょう。女性のスカートの長さは、立った状態で膝にかかるくらいにし、座った時は膝上5cm程度がベストです。
4つのポイントをチェックだね!
他にもスーツのメンテナンス方法から靴選びまで様々なことを学びました。
こんなことを意識しよう
清潔感が基本
まず、面接時に最も大切なのは「清潔感」です。どんなに素晴らしい履歴書を持っていても、見た目がだらしなく不潔に見えると、好印象を持たれにくくなります。清潔感のある外見は、職場での真面目さや責任感を表現する一つの手段でもあります。
髪の毛:長さに関わらず、清潔で整った髪型が理想です。男性は髭が不適切であれば、きちんと剃るか整えることが重要です。女性の場合は、髪が顔にかからないようにまとめると良いでしょう。顔の表情が見えやすいことも好印象につながります。
服装:シワがついた服や汚れた服は避け、きちんとアイロンがけされたものを選びましょう。清潔であることはもちろん、シンプルで無難なデザインが面接にふさわしいです。スーツが基本的な服装として推奨されますが、企業のカルチャーによって異なる場合もあるため、事前にリサーチしておくことが大切です。
爪:長すぎたり汚れている爪は避けるべきです。爪が短く清潔であることが望ましいです。女性の場合、派手なネイルアートは控え、自然でシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
適切な服装の選び方
次に、面接の場にふさわしい服装を選ぶことも大事です。企業や職種によって、求められる服装のスタイルは変わるので、その企業に合った服装選びが求められます。
スーツの選び方:基本的にはシンプルなデザインのスーツが好まれます。男性は黒や紺の無地のスーツが一般的で、女性も同様に、黒やネイビーの落ち着いた色を選びましょう。柄物や派手な色は避け、アクセサリーも控えめにすることがポイントです。シャツは白や薄いブルーが無難で、スーツ全体を引き立てる役割を果たします。
靴とバッグ:男性は革靴、女性はパンプスが基本ですが、どちらも綺麗に磨かれていることが大切です。また、バッグもシンプルで、書類が折れずに入る大きさのものを選びましょう。面接時には、荷物が多すぎると印象が悪くなる可能性があるので、コンパクトにまとめることが推奨されます。
カジュアル面接の場合:最近は、スタートアップ企業やクリエイティブ系の企業ではカジュアルな面接が増えてきています。しかし、カジュアル面接でもきちんとした清潔感を忘れずに。ジーンズやTシャツは避け、ビジネスカジュアルなスタイルで臨むことが安全策です。
姿勢と立ち振る舞いの大切さ
見た目の清潔感や服装だけでなく、立ち振る舞いも面接時の印象に大きな影響を与えます。姿勢や歩き方、座り方などは、自信や礼儀を表す要素となるため、これらも意識しましょう。
姿勢:面接中は背筋を伸ばし、椅子に深く座ることで、礼儀正しい印象を与えます。猫背や足を組むことは、リラックスしすぎた印象やだらしなさを与えることがあるので避けましょう。
表情:無表情や硬い表情は、面接官とのコミュニケーションを妨げます。適度に笑顔を心がけ、面接官とアイコンタクトを取ることが、誠実な印象を作るポイントです。
動作:落ち着いた動作を心がけ、慌てずに行動することが大切です。特に、名刺を渡す場面や書類を手渡す際には、丁寧に扱うことが求められます。
面接に臨む心構えと注意点
どんなに外見を整えても、心の準備が整っていなければ本来の力を発揮することは難しいです。面接では、外見の清潔さに加え、内面から溢れる自信や礼儀が印象を左右します。そのため、以下の心構えも重要です。
時間に余裕を持つ:面接会場には早めに到着するよう心がけ、会場に入る前に身だしなみを再確認する時間を確保しましょう。遅刻はもちろん厳禁ですが、ギリギリの到着も好ましくありません。時間に余裕を持つことで、落ち着いて面接に臨むことができます。
控えめな香水や化粧:香水や化粧が強すぎると、相手に不快感を与える可能性があります。控えめなメイクや香水が望ましいです。香水の代わりに、爽やかなボディスプレーなどを選ぶと良いでしょう。
面接に向けての準備をしよう!
デジりすさんからのアドバイス
「大事なのはきちんと調べて着こなせているか
特に清潔感を意識しよう!」
今回は就活における身だしなみについてお伝えしてきました。面接で好印象を与えるためには、身だしなみが非常に大きな役割を果たします。適切な服装や清潔感のある外見は、あなたがどれだけその面接に真剣に臨んでいるかを示すものです。第一印象を制することができれば、その後の面接の流れを有利に進めることができるでしょう。
これらのポイントを押さえ、次の面接に臨む際には自信を持って自分をアピールできるよう準備を整えてください。自分を最大限に引き出すための「身だしなみ」は、成功への第一歩となるはずです。
今回は就労移行支援事業所COCOCARAでの講座の様子をお届けしました。こちらは池袋事業所・板橋事業所・所沢事業所の3拠点で行ないましたが、今後はデジキャリIT就労移行支援事業所でも行なっていく予定です。
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