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つらさを見える形にする~ジャーナリングで気づく心のサイン~

「なんだかしんどい」
「いつもと違う気がする」
「でも、何がどうつらいのかは言えない」

そんな状態に心当たりはありませんか。

体調不良のように、はっきりした痛みや数値が出るわけでもない。
だけど確かに、心は疲れている。
それなのに、うまく言葉にできず、誰にも説明できないまま、時間だけが過ぎていく。

精神的なしんどさは、目に見えにくいからこそ、後回しにされがちです。
自分でも気づかないうちに、「まだ大丈夫」「気のせいかも」と抱え込んでしまうことも少なくありません。

そんなときに、そっと役に立つのがジャーナリングです。
この記事では、「心を整える」ことを目的にするのではなく、
つらさを“見える形”にするためのジャーナリングについて、でじもふくんとお話ししていきます。

でじもふくんってだあれ?(ココをタップ♬)

デジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!

なぜ心のつらさは見えにくいのか

精神的なしんどさが把握しづらい理由はいくつかあります。

① 変化がゆっくり進むから

心の不調は、ある日突然ドンと現れるとは限りません。

  • 少し眠りが浅くなる
  • 集中しづらい日が増える
  • 人と話すのが億劫になる

こうした小さな変化が積み重なって、
「気づいたときにはかなり疲れていた」という状態になることも多いのです。

② 比べる基準が「昨日の自分」だから

心の状態は、他人と比べにくく、
多くの場合「昨日の自分」「先週の自分」と比べることになります。

でも、その比較はとてもあいまいです。
記憶だけを頼りにすると、
「前からこんなものだった気もする」
と、不調を見逃してしまうこともあります。

ジャーナリングは「分析」ではなく「記録」

ここで大切にしてほしい考え方があります。

ジャーナリングは、
気持ちをうまくまとめるためのものではありません。

ましてや、

  • 原因を突き止める
  • 前向きな結論を出す
  • 改善策を考える

そうしたことが目的でなくてもいいのです。

気分が落ちているときに必要なのは、
「正解」や「答え」よりも、
今の状態をそのまま残すこと

ジャーナリングは、心の状態を一時的に外に置くための作業でもあります。

「見える形にする」とはどういうこと?

心のつらさを見える形にする、というのは、
感情をきれいな言葉に翻訳することではありません。

たとえば、

  • 断片的な言葉
  • 同じ内容の繰り返し
  • 意味のないメモ

それらもすべて、「見える形」のひとつです。

頭の中だけにある状態から、
紙の上・画面の上に移す。
それだけで、心との距離が少し変わります。

ジャーナリングで気づきやすくなる「心のサイン」

書くことを続けていくと、
ある日ふと、こんなことに気づくことがあります。

① 言葉の傾向

  • 「疲れた」という言葉が増えている
  • 否定的な表現が多い
  • 同じ出来事を何度も書いている

これは、心が発しているサインかもしれません。

② 体の感覚の記録

感情よりも先に、体が反応していることもあります。

  • 胃が重い
  • 肩がこる
  • 朝起きるのがつらい

こうした記録が続いているとき、
心の疲労がたまっている可能性があります。

③ 「書けなかった日」

意外かもしれませんが、
何も書けなかった日も大切なサインです。

ノートが空白の日は、
「しんどすぎて言葉が出なかった」
という状態を表していることもあります。

気づくためのジャーナリングのコツ

ここからは、心のサインに気づきやすくなるための、
やさしい書き方のヒントを紹介します。

コツ① 毎日書かなくていい

ジャーナリングは、習慣にしなければ意味がないものではありません。

  • 書ける日だけ
  • 思い出したときだけ

それで十分です。

「続かない=失敗」ではありません。

コツ② 一文・一言で終わらせてOK

長く書こうとすると、しんどくなります。

  • 今日は重たい
  • なんとなく不安
  • 何もしたくない

これだけで、その日の記録としては十分です。

コツ③ 感情がわからない日は「状態」を書く

「悲しい」「不安」といった感情が浮かばない日は、
無理に探さなくて大丈夫です。

  • 眠い
  • 頭がぼーっとする
  • 集中できない

状態を書くことも、立派なジャーナリングです。

ジャーナリングは「自分を知るための証拠」になる

ジャーナリングの記録は、
後から振り返したときに、あなたを助けてくれることがあります。

  • 通院のとき
  • 支援員さんに相談するとき
  • 働き方を考えるとき

「その場で説明できない」を補ってくれるのが、
過去の自分が残したメモです。

うまく書けていなくても構いません。
リアルな断片だからこそ、意味があります。

書いても楽にならない日があってもいい

ジャーナリングについて、よくある誤解があります。

「書けばスッキリするはず」
「前向きになれるはず」

でも実際には、
書いても気分が変わらない日、
むしろしんどさを実感してしまう日もあります。

それでも、意味がなかったわけではありません。

気づけたこと自体が、大切な一歩だからです。

「見える形」にした先にあるもの

つらさを見える形にすると、
必ずしもすぐに解決策が見つかるわけではありません。

でも、

  • 無理をしていたこと
  • 頑張りすぎていたこと
  • 助けが必要だったこと

に、少しずつ気づけるようになります。

ジャーナリングは、
自分を変えるための道具ではなく、
自分を置き去りにしないための道具です。

まとめ

心のつらさは、目に見えにくく、言葉にしづらいものです。
だからこそ、ジャーナリングで「見える形」にすることには意味があります。
整えなくていい、うまく書けなくていい。
そのまま残すことが、あなた自身を守る記録になります。

目的はあくまで自分を知るため

でじもふくんのひとこと

「うまく書けなくても大丈夫

気づこうとしたその時間が心を守ってくれているよ」

今回はジャーナリングで見る心のサインについてお伝えしてきました。心のつらさは、気づかないうちに積み重なりやすいです。ジャーナリングは分析ではなく、状態を残すためのもの。書けた断片が、後から自分を助けてくれる材料になります。

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