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ストレスやトラウマだけじゃない?~解離性障害の意外な原因~

「ふと気づいたら記憶が飛んでいた」「自分が自分じゃないように感じる」

そんな感覚に悩んでいる方は、もしかしたら“解離性障害”という状態かもしれません。

解離性障害は「トラウマや強いストレスによって起こるもの」というイメージが広く知られていますが、実はそれだけが原因ではありません。

この記事では、解離性障害の基本的な理解から、あまり知られていない“意外な原因”まで、デジりすさんと丁寧に解説していきます。

「自分にも関係があるかもしれない」「もっと深く知っておきたい」そんな方に向けて、お届けします。

デジりすさんってだあれ?(ココをタップ♬)

デジキャリIT就労移行支援事業所のキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!

解離性障害とは?

解離性障害とは、記憶や意識、感覚、自我などのつながりが一時的に失われてしまう精神疾患です。心が自分を守るために、つらい出来事や感情を“切り離してしまう”ことで起こるとされています。

よく見られる症状

  • 記憶が部分的に抜け落ちる(解離性健忘)
  • 自分を外から見ているような感覚(離人感)
  • 自分が自分でないような感覚(自己の喪失)
  • 突然別の人格が現れる(解離性同一性障害)

症状の出方には個人差が大きく、日常生活に大きな支障が出る場合もあれば、軽度で周囲に気づかれないまま過ごしている方もいます。

「トラウマ=原因」だけじゃない?

一般的には、以下のような経験がきっかけになることが多いとされています:

  • 幼少期の虐待・ネグレクト
  • 性的・身体的な暴力
  • 家庭内の強いストレス(DV、過干渉など)
  • 大きな事故や災害体験

しかし、実際の臨床現場では「目立ったトラウマがないのに解離症状がある」というケースも少なくありません。

それでは、“その他の原因”にはどんなものがあるのでしょうか?

◆ 意外な原因①:過度な「我慢」の習慣

親に心配をかけまいと感情を抑え込んできた人や、周囲に合わせ続けてきた人は、「感じない」「考えない」クセがついてしまうことがあります。

感情を出すことを“危険”だと無意識に覚えてしまった結果、つらい状況になっても“心を切り離す”ことで自分を保つしかなくなる__それが解離の入り口になることもあるのです。

◆ 意外な原因②:「軽度のストレス」の積み重ね

実は、“小さなストレス”が長期間蓄積されても、解離は起こります。

  • 何気ない叱責が続いた
  • 成績や評価にプレッシャーを感じ続けた
  • 理解されない孤独感があった

そうした“マイルドだけど慢性的なつらさ”も、十分に心を追い詰めていきます。

→「こんなことで…?」と思わず、ストレスの総量や質に目を向けることが大切です。

◆ 意外な原因③:発達特性との関連

ASD(自閉スペクトラム症)やADHDなどの発達特性がある方は、社会的ストレスを感じやすく、また感覚過敏や混乱から自律神経が乱れやすい傾向があります。

  • 感覚過敏で人混みがつらい
  • 空気が読めずトラブルが起こりやすい
  • 同時に複数の刺激を処理しきれない

こうした背景が“常に緊張した状態”をつくり、結果として「現実を切り離す」症状として表れることがあります。

→ 解離と発達特性は別の診断ですが、併存するケースも多く見られます。

◆ 意外な原因④:思春期・青年期の環境の変化

思春期は、アイデンティティが揺らぐ時期。

  • 周囲と比べてしまう
  • 学校・進路・人間関係に悩む
  • 「自分は何者か」がわからなくなる

このような混乱の中で、「現実感がない」「自分が誰かわからない」という解離症状が現れることがあります。特にHSP気質(敏感気質)の人は、他人の感情を強く受けやすいため、自分を保つために“切り離し”が起きやすい傾向も。

◆ 意外な原因⑤:「感覚の遮断」としての役割

感情だけでなく、「感覚」自体が鈍くなることで、心を守ろうとすることもあります。

  • 現実感がない
  • 声が遠くに聞こえる
  • 体の一部が感じられない

これは、心の防衛本能が“感覚をオフ”にしている状態とも言えます。身体症状と精神症状の境界にあるようなケースです。

様々な原因があるんだね

どんな人にも起こりうる、ということ

「トラウマを経験していない自分が、こんな症状を抱えていいのか」と感じている方も少なくありません。

でも、解離は“誰にでも起こりうる反応”です。

人の心は、過酷な状況から自分を守るためにさまざまな方法を使います。その一つの形が「解離」なのです。

解離を理解するためのキーワード

  • コーピング(対処法):心が過剰なストレスに対して一時的に“感じなくなる”ことで、精神を保とうとする
  • 心身一体:精神的ストレスが身体症状にも現れる(頭痛・吐き気・めまいなど)
  • 安心の回復:安全な人間関係の中で、感情や記憶を“少しずつ感じられるようになる”プロセスが回復の鍵

セルフケア・日常でできること

1. 自分を責めない

「また調子が悪い」「なんでこんなことで…」という自責は、かえって症状を悪化させてしまいます。

2. 五感をととのえる

香りや音、触感などで“いまここ”に集中できる環境をつくることで、現実感を取り戻しやすくなります。

3. 安心できる人とつながる

感情を否定されず、ありのままを受け止めてもらえる経験が、心の安全基地になります。

医療・支援につながることも選択肢

  • 精神科・心療内科での診断・治療
  • トラウマに特化した心理療法(EMDR、SEなど)
  • 訪問看護や就労支援など、生活の場をサポートする制度

一人で抱え込まず、必要なサポートを受けることは、“弱さ”ではなく“回復への勇気”です。

回復への近道かも

解離とは、心が自分を守る方法のひとつ

解離性障害は、トラウマやストレスだけでなく、繊細な心の反応や、長年の習慣、小さな積み重ねによっても起こりえます。

「おかしいのは自分だけ」と感じていた方も、「あ、自分にも当てはまるところがあるかも」と思えたら、それは回復への一歩です。

症状を否定するのではなく、 「そうするしかなかったんだな」 「よくここまで耐えてきたな」 と、まずは自分にやさしく声をかけてあげてください。

そして、必要なら医療や支援を頼ってもいい。そんな選択肢を心の隅に置きながら、ゆっくり、確かに、自分を取り戻していきましょう。

デジりすさんのひとこと

「心が疲れたときは感じないことで

守ろうとすることもあるんだよ」

今回は解離性障害の原因についてお伝えしてきました。心が自分を守るために選んだ“解離”という反応。その背景には、言葉にできないほどのつらさや、静かながんばりがあったのだと思います。

「感じること」が怖くても大丈夫。 「つながること」がしんどくても大丈夫。あなたのペースで、一歩ずつ、少しずつでいいのです。

この記事が、安心してご自身の状態と向き合うための小さな灯になれたなら、うれしく思います。

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