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精神疾患や休職からの正社員採用。未経験から安心して長く働くための就職活動4ステップ

「アルバイトの経験すらないのに、いきなり正社員を目指せるのかな」

「病気や休職の経験がある私を、受け入れてくれる会社なんてあるのだろうか」

そんなふうに、これまでの経歴や履歴書の空白を見つめては、一人で不安な気持ちを抱えていないでしょうか。

でも、どうか焦らないでください。

働くことへの不安や、自分の体調の波との付き合い方に悩みながら、それでも「一歩を踏み出したい」と願っている人は、決してあなた一人だけではありません。

スキルや職歴といった目に見えるわかりやすい形が今はまだなくても、あなたがこれまでの生活や、自分を労るための休養期間の中で、必死に自分自身と向き合ってきた経験のすべてが、実はこれからの大きな強みになります。

今回は、未経験からでも一歩ずつ安心して社会へステップアップしていくための具体的な手順と、あなたのありのままの魅力を伝えるアピールのヒントをお届けします。

温かいお茶でも飲みながら、あなたのペースでゆっくりと読み進めてみてくださいね。

職歴がなくても大丈夫。あなたがこれまで積み重ねてきた「目に見えない強み」

「履歴書に書けるような職歴がない」と、就職活動を始める前から自分を小さく見積もってしまう必要はまったくありません。

企業が未経験の採用において本当に見ているのは、過去の華やかな実績だけではなく、新しく入った職場で誠実に仕事と向き合えるか、という人柄の部分です。

あなたがこれまで歩んできた日々の中には、ビジネスの書類には書かれていなくても、一人の人間としてとても価値のある「目に見えない強み」がしっかりと蓄積されています。

まずはその宝物に目を向けてみましょう。

病気や休職と向き合ってきた「自己管理の力」は立派なアピールポイント

精神疾患や体調不良を経験し、それを乗り越えようとしたり、上手に付き合おうとしたりしてきた経験は、決してマイナスなことではありません。

むしろ、それは非常に高い「自己管理能力」を養ってきた時間でもあります。

自分の体調の波を客観的に見つめ、「こういう前兆があったら少し休もう」「今の時期は負荷を減らそう」と工夫できることは、働く上で何よりも強力な強みになります。

世の中には、がんばりすぎて突然倒れてしまう人も多い中で、体調を安定させる努力ができる人は、企業にとっても「長く安心して仕事を任せられる、自己管理のできる誠実な人」として、非常に頼もしく映るのです。

毎日の丁寧な暮らしやルーティンが証明する「継続する才能」

アルバイトの経験がなくても、あなたが毎日の中で続けてきたことはありませんでしょうか。

たとえば、

「毎朝同じ時間に起きるようにしている」

「体調が悪くても、これだけは毎日欠かさず片付けている」

「日記を書き続けている」

といった、日々のささやかな習慣のすべてが、あなたの強みです。

会社で働く上でベースとなるのは、毎日の生活リズムを維持し、決められたルールや作業をコツコツと淡々と積み重ねていく力です。

派手なスキルがなくても、日々のルーティンを大切にできるというその誠実さは、組織を根底から支えるための「継続する才能」として、高く評価されるべき素晴らしい性質なのです。

相手の気持ちを思いやれる、繊細で優しい本質という価値

心が傷つく経験をしたり、生きづらさを感じたりしたことがある人は、他人の痛みや不調に対しても、人一倍敏感で優しい眼差しを持っています。

職場で誰かが困っているときにさりげなく手を差し伸べたり、相手の立場に立って言葉を選んだりできる力は、円滑なチームワークを築くために欠かせない、極めて高いコミュニケーション能力です。

技術や業務の知識は、働き始めてからいくらでも身につけることができます。

しかし、「相手を思いやる優しさ」や「誠実さ」というあなたの本質は、一朝一夕で身につくものではありません。

あなたの持つその温かさは、職場全体の空気を和らげる大切な価値になるはずです。

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焦らず、無理なく。未経験からの就職活動を成功させる4つのステップ

いきなり「完璧な会社員」になろうとすると、心も体も緊張でガチガチになってしまい、体調を崩す原因になってしまいます。

大切なのは、階段を一段ずつ上るように、小さなハードルを設定して、自分の心地よいペースを保ちながら進めていくことです。

ここでは、無理なく社会へステップアップするための4つの手順をご紹介します。

今の自分の「できること」と「配慮してほしいこと」を整理する

まずはノートを開いて、今の自分が無理なくこなせる活動の範囲を書き出してみましょう。

「1日4時間なら集中して作業ができる」「簡単な書類の整理なら得意」「口頭よりも文字での指示のほうが落ち着いて理解できる」といった、自分の得意なスタイルを確認します。

同時に、「急な予定変更は少しパニックになりやすい」「大人数での雑談は疲れやすい」といった、環境に対して配慮してほしいポイントも正直に整理しておきます。

自分の強みと、苦手な状況をあらかじめクリアにしておくことで、どのような職場を選べば自分が長く健やかに働けるのかという、大切な基準が見えてきます。

毎日の起床時間や睡眠のリズムを一定に整える

就職活動の本格的なスタートを切る前に、まずは日々の生活習慣という土台を安定させることが重要です。

働くためには、体力や気力が必要になりますが、それらを支えるのは毎日の規則正しい睡眠と食事です。

一気に夜型の生活を朝型に変えようとするのではなく、まずは「毎朝同じ時間にカーテンを開けて光を浴びる」といった、小さなお約束から始めてみましょう。

睡眠のリズムが一定に整ってくると、自律神経の働きも安定し、日中のだるさや不安感が自然と和らいでいきます。

生活リズムが整っているという事実そのものが、これから面接に向かうあなたの大きな自信の裏付けになってくれます。

まずは短時間の活動や、見学から少しずつ外の世界に慣れる

「いきなり週5日、フルタイムで働く」というのは、未経験の方やブランクがある方にとっては非常に高いハードルです。

まずは、外の空気に触れる時間を少しずつ増やしていく、リハビリの期間を作ってみましょう。

地域の図書館に行って数時間過ごしてみる、興味のある会社のホームページをのんびり眺めてみる、あるいはサポート機関の見学に行ってみるなど、家以外の場所で過ごす時間を少しずつ引き延ばしていきます。

週に1日、数時間だけでも「外で活動できた」という小さな達成感を積み重ねていくことで、社会に対する恐怖心が薄れ、働くことへの心の準備が自然と整っていきます。

過去の経験ではなく、これからの「働く意欲」を素直に伝える

いざ書類を作ったり面接に臨んだりするとき、職歴のなさを繕おうとしたり、病気のことを完全に隠そうとしたりすると、嘘をついているような後ろめたさから、余計に緊張が高まってしまいます。

履歴書の空白期間については、「体調を整えるために、じっくりと療養に専念していました」と、前向きな言葉で素直に伝えてしまって大丈夫です。

企業が中途採用や未経験採用で重視するのは、過去の自慢話ではなく、「これからこの職場で、一生懸命に仕事を覚えていきたい」という真摯な熱意です。

自分のこれまでの歩みを否定せず、「今は体調も安定しており、これから長くがんばりたいです」という真っ直ぐな意欲を伝えることが、面接官の心を動かす最大の鍵になります。

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一人で抱え込まないで。あなたの就職活動を支えてくれる優しい仕組み

就職活動というと、一人で部屋にこもり、パソコンの画面とにらめっこしながら孤独に進めるイメージがあるかもしれません。

しかし、特に体調面での不安やブランクを抱えているときこそ、すべてを自分の力だけで解決しようとせず、周囲の温かいサポートを上手に頼ることが最も大切です。

世の中には、あなたの歩幅に合わせて並走してくれる優しい仕組みがたくさん用意されています。

心身の調子を第一に考えながら、お医者さまと一緒に進める安心感

体調に波がある中での就職活動において、最も頼りになる味方の一人は、あなたを日々診てくれている主治医の先生です。

自分では「もうがんばれる」と思っていても、お医者さまの目から見ると「まだもう少し、リハビリの期間を置いたほうが安心だよ」という客観的な判断をしてくれることがあります。

就職活動を始める前には、必ず「そろそろ働こうと考えているのですが、体調の面から見てどうでしょうか」と相談してみましょう。

先生から「少しずつなら大丈夫」とお墨付きをもらうことで、安心感を持って活動を始めることができますし、面接の際にも「医師から就労の許可が出ています」と自信を持って伝えることができます。

あなたの歩幅に合わせて、これからの働き方を一緒に考えてくれる相談窓口

世の中には、職歴がない方や、病気を抱えながら就職を目指す方のための、公的な相談窓口が数多く存在します。

たとえば、働くこと全般の悩みを丁寧に聴き、自己分析や面接の練習まで一緒に行ってくれる「地域若者サポートステーション(サポステ)」や、ハローワークの中にある専門の相談窓口などがあります。

こうした場所では、専門の相談員があなたのこれまでの辛かった経験や、これからの不安に寄り添いながら、決して無理のない就職のスケジュールを一緒に考えてくれます。

「こんなことを相談してもいいのかな」と思うような小さな悩みでも、誰かに話を聞いてもらうだけで、頭の中のモヤモヤがすっきりと整理され、前を向く勇気が湧いてくるものです。

職場の環境や体調への配慮を受けながら、一歩ずつ正社員を目指せる選択肢

いきなり一般企業に応募して、周りの人と同じように働くことに強い不安がある場合は、「障害者雇用枠」での就職を視野に入れることも、自分を大切にするためのとても素晴らしい選択肢です。

障害者雇用では、通院のための休暇が取りやすかったり、あなたの苦手な業務をあらかじめ外してもらえたりと、体調を最優先に考えた配慮を確実に受けることができます。

(※障害者手帳の取得が必要になりますが、主治医と相談しながら進めることができます)

また、一般就労を目指すための準備段階として、「就労移行支援事業所」を利用するのも非常におすすめです。

就労移行支援では、事業所に通いながらパソコンのスキルを学んだり、模擬職場で軽作業を体験したりしながら、自分のペースで生活リズムを整えることができます。

さらに、あなたの個性を深く理解したスタッフが、あなたと企業の間に立って、条件の調整や面接の同行までサポートしてくれるため、未経験からでも驚くほどの安心感を持って、正社員へのステップアップを目指すことができるのです。

焦らず、ゆっくり~

でじもふくんのひとこと

「自分の価値がないなんて

そんなふうに考えないでね~」

今回は、アルバイト経験がない方や、ブランク、病気を経験された方が、未経験から安心して就職活動を進めていくためのステップについてお伝えしました。

これまで、思い通りに動けない自分を責めたり、焦る気持ちを抱えながら、本当に一生懸命に今日まで生きてこられましたね。

そのがんばりは、目に見える書類の経歴よりも、ずっとずっと価値のあるものです。

新しい世界へ飛び出すときは、誰だって足がすくむものです。

でも、これまでの休養期間は、あなたがこれから新しく輝くための、大切な充電の時間でした。

何も持っていないように見えるあなたの中には、誠実さや優しさという、磨けば光るダイヤの原石がもう十分に詰まっています。

今年の夏は、周りのスピードに無理に合わせようとせず、まずは目の前の小さな一歩から、自分のペースで進めていきましょう。

一人で全部を背負い込まず、周囲のサポート機関の手もたくさん借りながら、あなたが笑顔で、あなたらしく心地よく働き続けられる素敵な未来を、焦らず少しずつ形にしていきましょうね。

私たちデジキャリIT就労移行支援事業所では、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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