最近、SNSを見ているとハーゲンダッツの新作総選挙の話題をよく目にします。
タイムラインに流れてくる色とりどりのフレーバーを見ているだけで、なんだかワクワクしてしまいますよね。
どれも本当に美味しそうで目移りしてしまいますが、ちなみに私は圧倒的にピスタチオ派です。
そんな楽しそうな世間の話題を眺めながら、ふとスマートフォンの画面を閉じたとき、急に自分の現実に戻ってどんよりした気持ちになってしまうことはないでしょうか。
「周りのみんなは毎日を楽しそうに、充実して過ごしているように見えるのに」
「それに比べて自分は、今日も大したこともできずに1日を終えてしまった」
毎日を全力で頑張ろうとすればするほど、思うように動けなかった日の自分に対して、強い自己否定や罪悪感を抱いてしまう人が増えています。
何か特別な成果を出さなければ、自分には価値がないように思えてしまう。
100点満点の完璧な1日を過ごせなければ、それは失敗だったと自分を責めてしまう。そんな「完璧主義」の罠に囚われて、心がヘトヘトに疲れていませんか?
今回は、毎日頑張りすぎてしまうあなたが、完璧を目指さずに今の自分をそのまま受け入れるための心のほぐし方について、お話ししていきます。
少しだけ肩の力を抜いて、あなたの心に小さな「はなまる」をあげるヒントを、一緒に見つけていきましょう。
楽しそうな話題の裏で、日々の「完璧主義」に疲れていませんか?
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世間が賑やかなときや、周囲が何かに熱中して輝いているときほど、自分の内側にある疲れや停滞感が際立って感じられるものです。
まずは、頑張り屋さんが無意識に抱え込んでいる心の重荷について見つめてみましょう。
世間の盛り上がりと、すべてを完璧にこなそうとする自分の苦しさ
世の中の流行や、身近な人の「今日も充実した1日でした」という発信を目にすると、無意識のうちに「自分もそれくらいエネルギーに満ち溢れた、正しい生活を送らなければならない」というプレッシャーを感じてしまうことがあります。
朝早く起きて、健康的な食事を摂り、仕事や家事を完璧にこなし、夜は資格の勉強や趣味の時間に充てる。
そんな理想のタイムスケジュールを頭の中に描き、その通りに動けない自分を「だらしない」「怠けている」と評価してしまうのです。
しかし、人間のエネルギーには波があります。常に100%の力を出し続けることなど、誰にもできません。
周囲の華やかな部分だけを切り取った情報と、自分の調子が悪いときの泥臭い現実を比較してしまうことで、知らず知らずのうちに自分を追い詰める負のループが始まってしまいます。
がんばり屋さんが陥りがちな「成果ゼロの日」への罪悪感
真面目で責任感が強い人ほど、1日の終わりに「今日、自分は何を成し遂げただろうか」と確認する癖を持っています。
仕事が進まなかった、部屋の片付けができなかった、予定していたタスクが半分も終わらなかった。
そんな日に、激しい罪悪感に襲われるのです。
「今日は何も生産的なことができなかったから、成果はゼロ、いやむしろマイナスだ」と、自分の1日を容赦なくバツ印で塗りつぶしてしまいます。
何もできなかったのではなく、ただ身体や心が休息を必要としていたから動けなかっただけかもしれないのに、それを「自分の努力不足」として片付けてしまうため、布団に入っても頭の中で反省会が始まり、心が休まる暇がなくなってしまいます。
心に余白が足りていないサインを見逃していませんか?
完璧主義が強くなっているとき、私たちの心からは「余白」が消えています。
何もしない時間、ぼーっと過ごす時間、ただ好きなものを食べてダラダラする時間を、すべて「無駄な時間」として排除しようとしてしまうからです。
予定をびっしりと埋め尽くし、常に効率的に動くことばかりを考えていると、脳の緊張状態が解けなくなります。
ふとした瞬間に涙が出そうになったり、普段なら気にならないような小さなことにイライラしてしまったりするのは、心が限界を訴えているサインです。
何かをしていないと落ち着かない、置いていかれるような恐怖を感じる状態は、決して健康的ながんばりではありません。
まずは、自分の心が今、ひび割れる寸前まで張り詰めているという事実に、優しく気づいてあげることが大切です。
なぜ私たちは「何もできなかった」と自分を責めてしまうのか

そもそも、どうして私たちはこれほどまでに、自分に対して厳しくなってしまうのでしょうか。
その背景には、現代社会の構造や、私たちが育つ過程で身につけてしまった「思考の癖」が深く関係しています。
100点満点以外はすべて失敗という、無意識の思い込み
完璧主義の根底にあるのは、「白か黒か」「オール・オア・ナッシング」という極端な思考パターンです。
90点でも、50点でも、あるいは10点でも、それは「できたこと」に変わりはないはずなのに、完璧主義のフィルターを通すと、100点以外はすべて0点(失敗)に分類されてしまいます。
例えば、仕事でいくつかのタスクのうち大部分を終えられたとしても、たった一つのやり残しや小さなミスがあっただけで、「今日の仕事は最悪だった」と思い込んでしまうような状態です。
この思考の癖を持っていると、自分の頑張りを自分で認めることが永遠にできなくなります。
なぜなら、人間のやることに「絶対的な完璧」など存在しないため、常に「満たされなかった部分」ばかりに目が行き、自分を責める材料を自分で探し続けることになってしまうからです。
周囲のきらきらした姿と自分を比べてしまう焦燥感
現代の私たちは、スマートフォンを少し開くだけで、他人の成功体験や、美しく整えられた生活の風景をいつでも覗き見ることができます。
誰かの「今日も目標達成しました」「朝活でこれだけやりました」という投稿が、自分のタイムラインに次々と流れてきます。
それらの言葉は、発信者の人生のほんの数%の、一番良い瞬間だけを切り取ったものであることを、頭では分かっているはずです。
それでも、今の自分が泥臭く、不器用にもがいている最中であればあるほど、そのきらきらした姿がまぶしく、そして残酷なほど自分との差を突きつけてくるように感じられます。
「みんなはあんなに前に進んでいるのに、どうして自分だけが同じ場所で足踏みしているんだろう」という焦燥感が、自分をさらに急かし、無理な完璧さを求める原因になっていくのです。
エネルギー切れの心に鞭を打ち続けることの限界
スマートフォンの充電が残り数%になったら、誰もが「早く充電器に繋がなきゃ」と思い、動画を見るのをやめたり、画面を暗くしたりしてバッテリーを節約しようとします。
決して、残り少ない状態で無理に重いアプリを起動し続けようとはしませんよね。
しかし、自分の心や身体に対しては、多くの人が同じような配慮を忘れてしまいます。
心がエネルギー切れを起こし、動きたくても動けないという明確な危険信号を出しているのにもかかわらず、「気合が足りないからだ」「みんなはこれくらい平気でやっている」と、さらに強い鞭を打って走らせようとするのです。
動けないのは、あなたの根性がないからでも、怠けているからでもありません。
純粋に、これ以上エネルギーを出したら危険だと、脳があなたを守るためにブレーキをかけている状態です。
その限界を無視して自分を責め続けることは、自分の心に致命的なダメージを与えてしまうことに繋がります。
完璧主義の心をじんわりほぐす3つのステップ

自分を責めるのをやめたい、もっと楽に生きたいと思っても、長年染み付いた完璧主義の思考を1日で変えることは困難です。
だからこそ、まずは日々の小さな行動の選択から、少しずつ心をほぐしていきましょう。
今日から試せる3つの優しいステップをご提案します。
ステップ1:今日できたことを、どんなに小さくても1つ書き出す
1日の終わりに反省会を始めてしまう人は、代わりに「できたこと探し」の時間を5分だけ作ってみてください。
ここでのポイントは、世間一般の基準をすべて捨て去り、限界までハードルを低くすることです。
- 落ちたペンを足の指で拾えた
- しんどい中、とりあえず洗面所に行って顔を洗った
- 冷蔵庫にあるもので、何とか食事を済ませた
- お気に入りの飲み物を淹れて、一口飲む時間をとった
仕事の成果や勉強の進捗である必要はありません。
「生きるために、自分の身体を維持したこと」それ自体が、立派な成果です。
どんなに小さくても、ノートやスマートフォンのメモに1つ、文字として書き出してみる。
目に見える形で自分の行動を確認することで、脳は「今日も何もできなかったわけではない」という事実を、少しずつ受け入れ始めます。
ステップ2:自分の状態を「今はそういう時期」と受け入れてみる
どうしても何もできず、ただ横になって天井を眺めているような日があったとしたら、その状態を無理に変えようとせず、主観を挟まずに実況中継するように受け入れてみましょう。
「ああ、今の私は本当にエネルギーが空っぽなんだな」
「心が疲れていて、何も考えたくない時期なんだな」
自分を責める言葉が浮かんできたら、「そう思うくらい、私は焦っているんだね」と、その感情の存在をそのまま認めてあげます。
無理にポジティブになろうとする必要はありません。
「動けない自分」を悪いものとして排除しようとするから、内なる戦いが起きて余計に疲れてしまうのです。
「今はそういう時期だから、これでいい」と、一時的に休戦協定を結ぶことで、心の中に少しずつ静けさが戻ってきます。
3. がんばるのをやめて、今日の自分を徹底的に労わる時間を作る
「やらなければならないこと」をすべて手放し、1日の中に「自分のためだけに、徹底的に自分を労わる時間」を強制的に確保してください。それは、贅沢な旅行に行くような大げさなことでなくても構いません。
- お風呂の中に、自分の好きな香りの入浴剤を贅沢に入れて長湯をしてみる
- 誰の目も気にせず、お気に入りのアイスクリームをスプーンですくって味わう
- パジャマのまま、お気に入りの映画やアニメを時間を忘れてダラダラと観る
完璧主義の人は、こうした時間を「生産性がない」と罪悪感を覚えがちですが、これこそが心の充電(チャージ)に最も必要な時間です。
がんばることを一度完全に停止し、自分の感覚を心地よさや安心感で満たしてあげること。
その贅沢な甘やかしの時間が、すり減ったあなたの心を内側からじんわりと修復してくれます。
毎日を生きやすくする、自分への小さな「はなまる」の贈り方
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完璧主義を手放すとは、決して「何もしない無気力な人になる」ということではありません。
自分を動かすためのガソリンを「自己否定の恐怖」から「自分への安心感」へと切り替えていく作業です。
日常の中で、自分を肯定していくための具体的な心構えをお伝えします。
成果ではなく、ただ今を過ごしている自分に加点する
私たちはいつの間にか、「何かを達成した自分には価値があるが、何もしていない自分には価値がない」という条件付きの自己肯定感に縛られています。
だから、動けない日に自分を無価値に感じてしまうのです。
これからは、引き算の生き方から、加算の生き方に変えていきましょう。
朝起きてから夜眠るまで、あなたが無事に息をして、今日という1日を生き延びたこと、それだけで本来は100点満点です。
世間が求める成果が出せなくても、職場で期待された通りの動きが完璧にできなくても、あなたがただそこに存在し、不器用ながらも一生懸命に今日を過ごしたこと自体に、自分から無条件で大きな「はなまる」をあげてください。
たくさんの選択肢の中から、自分の今の本当の欲求に素直になる
ハーゲンダッツの総選挙で、たくさんのフレーバーの中から「私はこれが好き」「今はこれが食べたい」と自分の直感で選ぶように、あなたの毎日の過ごし方も、あなた自身の本当の欲求に従って選んでいいのです。
「世間的にはこうすべきだから」 「普通の社会人はこうしているから」
という外側の基準で自分の行動を縛るのをやめてみましょう。
「疲れているから、今日は自炊をやめてお惣菜にしよう」「眠いから、資格の勉強は休んで今すぐ布団に入ろう」という、自分の身体が発する小さな声に耳を傾け、それを叶えてあげること。
自分の欲求に対して素直になり、それを自分で許してあげる経験の積み重ねが、自分への信頼感を取り戻す確かな土台になります。
完璧な1日より、心地よく不完全な1日を愛せるようになるために
世の中にある美しいものや、人々の心を惹きつけるものは、決して機械のように一点の狂いもない完璧なものばかりではありません。
どこか歪んでいたり、少し不器用だったりするものの中にこそ、独特の温かみや愛おしさが宿るものです。
あなたの人生も同じです。
予定通りにいかなかったこと、失敗してしまったこと、何もできずに終わってしまった1日。
それらの不完全な部分を「ダメなもの」として切り捨てるのではなく、「人間らしくていいじゃないか」「これも私の一部だ」と、丸ごと愛せるようになっていきましょう。
完璧な自分しか愛せない生き方は、常に綱渡りをしているような危うさがあります。
どんなにボロボロで、何もできない日の自分であっても、「そんな日もあるよね」と笑って受け入れられるしなやかさを持つことが、これからのあなたを一番深く守ってくれる鎧になります。

今日も明日も100点~
でじもふくんのひとこと
「頑張れない日は
おやすみモード~」

「今日も大したことができなかった」と、静かな部屋の中でスマートフォンの画面を見つめながら、ため息をついているあなた。
どうか覚えておいてください。
あなたが今、そうやって悩んでいるのは、自分の人生を少しでも良くしたい、周りの人を大切にしたいと願って、これまでずっと全力で走り続けてきた証拠です。
それだけ一生懸命に生きてきたあなたの心が、今は少しだけお休みを欲しがっているだけなのです。
何もできなかったように思える日でも、あなたは今日を一生懸命に生き抜きました。
そのこと以上に尊く、素晴らしい成果などありません。
世間がどれだけ急ぎ足で進んでいようとも、あなたはあなたのペースで、心地よいと感じる選択を一つずつ重ねていけば大丈夫です。
100点満点の完璧な誰かを目指すのはもう終わりにして、不完全なままの自分を優しく抱きしめてあげてくださいね。
まずは今日、温かいお布団に入るときに、胸に手を当てて「今日もよく生きたね」と、自分自身に小さな、特大のはなまるをあげることから始めてみませんか。
私たちデジキャリIT就労移行支援事業所では、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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